山形特急転覆事故
2005年 12月 29日
今年は、何故かこんな大きな事故が続出しました。
今回の事故原因は、今のところ人為的なミスではないようですが・・・・・・・
40Tもの列車が、横風で転覆してしまうんですかね???
現在、5人の死者が出ているわけですが、まだ2人の行方不明が報道されています。
早く見つかるといいですが、身内のかたがたも年の瀬の大事故でとんだ災難となってしまいました。
何処にいても、何をやっていてもいつ、何が起こるかわからない怖い世の中になりました。
犠牲になられたかたがたのご冥福をお祈りします。
JR総研は2001年、直線の土手を走行する列車が強風を受けた際の影響を「風洞実験」で再現し、風上側の車輪にかかる重量(輪重)がゼロになる「転覆限界風速」を調べた。
それによると、列車が停止している場合には、秒速55メートルの風で風上側の輪重がゼロとなった。列車が時速45キロで走行している場合の転覆限界風速は秒速48メートル前後だった。さらに速度を上げ、今回の事故で特急が現場付近で出していたとみられる時速100キロでは秒速35メートル以上で転覆・脱線するという結果が出た。
また風向の影響も大きく、先頭車両は斜め前方から風を受けた場合に転覆しやすく、他の車両は真横からの風に弱いことも分かった。
風による列車への影響は、車両の重量や形、地形条件にも大きく左右されるが、この研究結果について独立行政法人・交通安全環境研究所(東京都調布市)の松本陽主幹研究員は、「土手の下から吹く風の影響も考えれば転覆限界風速は多少低くなる可能性もあるが、それでも風速30メートル以上の突風でないと転覆は考えづらい」と話す。